Windows VHDX ネイティブブートおさらい

USBドライブから起動するWindowsを作っておくと何かと便利
例えば、ストレージがない、すなわちOSが入っていないベアボーンの動作検証をする場合、通常はストレージを装着してWindowsをインストールするという手順を踏むわけですが、USBブードのWindowsがあればマシンをすぐに起動することができます。

前回の「Windows To Go」もすぐにマシンを起動することができますが、Windows To GoがUSBドライブに直接Windowsをインストールするのに対し、VHDXネイティブブートはWindowsイメージをファイルで保存、一度作っておけば起動用空のドライブにコピー&ペーストで繰り返し使えるので、何度もやり直せるなどより自由度が高いです

VHDXネイティブブート作成手順について

※初回はWindowsPEで起動してブートセクタをVHDXに作成するので、あらかじめ作業用マシンにADK及びWindowsPEアドオンをインストールし、USBから起動可能なWindowsPEを作成しておく必要があります

※下記手順1については「install.wim」(ここでのファイル名: Fabrikam.wim)を抽出するための私のオリジナルであり、他の方法でも全くかまいません。ですが、Rufusであらかじめ余計な手順を省いてしまった方が初期設定が楽です

※使用するWindows11のバージョンは24H2をお勧めします。25H2は「インターネットに接続していません」を選択できず初期設定の手順が煩雑です

※上記の理由から作業用PCが有線接続の場合LANケーブルは抜いておく

参照サイト
<WinPE: 起動可能なメディアを作成します | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/winpe-create-usb-bootable-drive?view=windows-11
<日本語版WindowsPEメディアを作成する方法 #Windows – Qiita https://qiita.com/SkyLaptor/items/204245cf6bb4fee5b19d

手順(ドライブレター等作業領域はすべて任意の場所です)

  • Rufusの「Windows To Go」機能を使ってUSBドライブ(ドライブレター”S”)にWindows11をインストールする ※手順1
  • 管理者権限でコマンドプロンプトを起動。上記Windows11をインストールしたUSBドライブ“S”にフォーカスを移動
    >S:
    >cd Windows\System32
    下記コマンドを実行
    DISM /image:S:\ /optimize-image /boot
  • 完了したらntfsでフォーマットしたUSBドライブを装着(ドライブレータ”N”)
    >mkdir N:\Images
    下記コマンドを実行(容量5.2GBほどのFabrikam.wimがUSBドライブ“N”の“Images”フォルダー内に作成される)
    Dism /Capture-Image /ImageFile:”N:\Images\Fabrikam.wim” /CaptureDir:S:\ /Name:Fabrikam
  • 固定容量25GBのVHDXを任意の場所に作成(ここではVドライブ直下)
    >diskpart
    >create vdisk file=V:\windows.vhdx maximum=25600 type=fixed
    >attach vdisk
    >create partition primary
    >format quick label=vhdx
    >assign letter=”T”
    >exit
※画像の数値「256000」はまちがいです。最初「0」を1つ多く入力して「250GB」のVHDXを作ってしまったのです
  • VHDXにWindowsイメージを適用
    Dism /Apply-Image /ImageFile:N:\Images\Fabrikam.wim /index:1 /Applydir:T:\
  • VHDXをデタッチ
    >diskpart
    >select vdisk file=V:\windows.vhdx
    >detach vdisk
    >exit
  • 起動用空のディスクをUSBに装着して作成(ディスク番号”9″)
    >diskpart
    >list disk
    >select disk 9
    >clean
    >convert gpt
    >create partition efi size=200
    >format quick fs=fat32 label=”System”
    >assign letter=”R”
    >create partition msr size=128
    >create partition primary
    >format quick fs=ntfs label=”Main”
    >assign letter=”P”
    >exit
  • 作成した起動用空ディスクにVHDXをコピー
    >copy V:\windows.vhdx P:
起動用ドライブにVHDXをコピーして完成

以下、動画を見て確認ください

  • WindowsPE適用済USBドライブをUSBポートに装着してWindowsPEから起動
  • diskpartを起動してVHDXをアタッチ、ドライブレターを割り当て
    >list volume ※ラベル“SYSTEM”のVolume番号およびラベル“Main”のドライブレターを確認。ここでは13番、“H”
    >select volume 13
    >assign letter=S ※ラベル“SYSTEM”にドライブレター“S”を割り当て
    >select vdisk file=H:\windows.vhdx ※場所を指定してVHDXを選択
    >attach vdisk ※VHDXをアタッチ
    >list volume ※Volume番号を確認
    >exit ※diskpartを終了
  • VHDXにブートセクタを作成
    >K: ※VHDXに割り当てられているドライブレター“K”にフォーカスを移動
    >cd windows\system32 ※system32に移動
    >bcdboot K:\windows /s S: /f UEFI ※ブートセクタを作成
    >exit ※WindowsPEを外して再起動
  • PCのBootドライブ選択メニューを起動してVHDXからBoot
  • 初期設定を終えてWindows11を起動

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