私の感想ですが、従来Microsoftのサイトは文章が分かりづらかったのであまり参照することはなかったのですが、近年は非常に役立つ記事が多いので積極的に活用しています。
そんな中、VHDXネイティブブートが面白そうだったので試してみました。
これのメリットは現在稼働しているシステムでUSBドライブ(64GB以上のUSBメモリなど)にWindowsをセットアップできるので、展開先PCにおいてはWindows PEから起動して
1.パーティションの作成
2.VHDXのコピー
3.ブートセクタの追記
といった簡単な操作でWindowsのインストールを完結できる。起動後に行うのはメーカー製PCを初めて起動した時と同様の簡単な初期設定だけですから、なにかを試したい時のWindows環境をちゃちゃっと構築できます。
VHDXの作成に関しては、あらかじめ「Windows ADK」(インストールするとWindows Kitsという名称になり、その中の「展開およびイメージングツール環境」を使用する)をインストールして、マイクロソフト言うところの“テクニシャンPC”を構築しておけば、あとはサイトに掲載されているコマンドのコピペで作業を終えることができます。
一つ問題なのは、項目「前提条件」にある「一般化されたWindowsイメージ(.WIMファイル)」の抽出です。
当該リンクWindows インストールに対する Sysprep (一般化) の実行 | Microsoft Learnを開くとごにょごにょといろいろ書いてありますが、要は既に動かしているPCでは抽出に失敗するということ。
ではどうするのか、通常はクリーンインストールを実行してそこから抽出するしかないかとなるのですが、ひとつアイデアが浮かびました。内容は「Rufus」の“Windows To Go”機能を使って64GBのUSBメモリにWindowsをインストールしてそこから抽出できないかというものです。しかもRufusなら「ローカルアカウントを作成」オプションがあるのでさらに手間を省くことが可能。
で、実践してみたら問題なく“Fabrikam.wim”というファイル(サイズは5,433,514KB=5.18GB)が抽出でき、サイトの手順にしたがって“windows.vhdx”を構築することができました。もちろん展開先PCにおいて問題なく「VHDXネイティブブート」でWindows11が起動します。

今後、あるいは既にそうなっているのかもしれませんが、事業者向けWindowsはVHDXでの提供が主流になるであろうことは容易に想定できます。Phisical Machineでは大目に見てくれている感のあるMicrosoftもVirtual Machineのライセンスに関してはすごく厳しいといった姿勢からもそれは明らかではないでしょうか。
そういったことからもVHDXの扱いに慣れ親しんでおくことは有益かと思います。



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